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コンクリート打設時に注意すべきポイント【欠陥住宅を防ぐために】

 2016/06/28 一戸建て 施工検査 購入時の知識
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コンクリート打設

コンクリートを打設する際にも、いろいろと確認すべきポイントがあります。

コンクリートの打込み時

アジテーター車(生コン車)で運ばれたフレッシュコンクリートをコンクリートポンプ車を使って型枠内に打込みます。最初に型枠外に廃棄されているのは、先送り(さきおくり)モルタルといい、これは、ポンプや配管内面の潤滑性を確保する目的で圧送されているため、規定の強度はありません。

フレッシュコンクリートには、「練混ぜから打込み終了までの時間」および「打込み時間間隔」に外気温が25℃以下で120分以内、25℃を超える場合は90分以内と時間制限が定められています。

コンクリートは時間の経過とともに固まるため、間隔が空くとコールドジョイントなど欠陥につながってしまうからです。
※コールドジョイント:先に打ち込んだコンクリートが硬化した後に打ち継ぐことで生じる不連続面をいい、不着性が悪く、構造上の弱点となる。

コンクリート打設

生コン車が工場をいつ出発したか?強度は指定のコンクリートであるかを出荷伝票で確認しましょう。

また、コンクリート受入検査を行い、スランプ試験、塩化物量測定、空気量測定、圧縮強度試験を行うことをお勧めします。意外に指定の強度が保たれていないコンクリートが搬入されるケースがあります。

受入検査スランプ

参考欠陥住宅を防ぐには「施工検査」が有効【コンクリート打設時の受入検査】

 

コンクリートの締固め(しめかため)時

打込み時、コンクリートを棒で突いている人がいます。これが、締固めです。他に棒形振動機(バイブレーター)を使用したりしますが、型枠の隅々までコンクリートを充填し、密実なコンクリートを得るために大切な作業です。

コンクリート中には粗骨材と呼ばれる砂利・砕石が含まれているため、回り込みがしにくく、この締固めが不十分だと空洞が出来てしまい、断面不足による強度低下や耐力低下を招きます。
※コンクリート:セメント、細骨材(砂)、粗骨材、水、および必要に応じて混合する混和剤からなる。

 

コンクリートの養生時

使用するセメントの種類に応じて養生期間が定められています。健全な硬化を図るためには、振動や急激な乾燥を避け、湿潤を保つ必要があります。夏場は、特に注意が必要です。

木造住宅の場合、主に基礎部分でコンクリート工事が行われます。基礎は建物の荷重を支え、地盤に伝えるなど、非常に重要な役割を担っています。しかし、戸建住宅の不具合部位では、基礎が14%、床が23%と、土台部分で全体の4割弱を占めているのが現状です。
後戻りをして確認が出来ない工程だけに、適切な時期にしっかりと検査を行うことが大切なのです。

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